自動車保険の複数年契約はかえって損になるって知ってた?
自動車保険に限らず、複数年契約だと料金がお得になるシステム。
月々の支払料金がお得になる為、どうせずっと利用するものだし、複数年契約する人もいます。
しかしこれって意外と損するパターンもあるので、注意が必要です。
契約時の補償内容が複数年続いてしまう
自動車保険は、各社の競合性により、定期的に保険内容が見直されています。
また自動車の技術向上による新しい補償内容の追加も行われる場合があります。
こういった場合、複数年契約を結んでしまうと、
昔の補償内容が契約期間中ずっと続く為、補償内容的に損する場合もあります。
例えば昔の保険の内容と今を比べてみる
昔の保険内容と今の保険の内容を比べてみると、わかりやすいです。
私の父親が加入していた保険会社の任意保険では、
当時、自動車が動かなくなった時のレッカー距離が30キロでした。
しかし、同じ保険会社の現在の補償内容は、レッカー距離が50キロです。
30キロの無料レッカーだとどうしても、
保険のサービスの範囲内で、県を越えて自動車を運んでもらうことが難しいです。
地方に旅行中の自動車トラブル
地方に旅行中に自動車が事故や故障などで動かなくなってしまう事もあります。
そういった場合、30キロの保険でのレッカー距離の範囲内で済ませようとすると、
トラブル現場の近くの修理工場に運ぶことしか出来ません。
修理後に、自動車を取りに行く費用や、納車してもらう費用も掛かってくるので、
結局総合的に考えると、手間時間、費用が嵩んでしまいます。
自宅近くの修理工場や、買ったディーラーまで運ぶ場合は、
無料で運べる距離を超えた分に関して後日支払いを行う必要があります。
基本的には1年から3年契約の人が多い
自動車保険は、中途で解約することも出来ますが、
基本的には、1年から3年間の契約で任意保険を加入する人が多いです。
やはり月々の支払もそこまで安いものではない為、
契約に関して慎重になる人が多いようです。
更新のタイミングで、保険内容の見直しや保険会社の切替を検討する人も多いです。
ダイレクト型の任意保険の普及率に伴って、
ネットを利用して保険料を安く抑えようとする人の多くが保険契約のタイミングで複数の保険会社から見積もりを取っている傾向があります。
少しでも自動車保険の保険料を抑えたい方は、一回見積もりを取ってみましょう。