自動車保険の他車運転特約でロードサービスって使えるの?
自動車保険(任意保険)の特約のひとつである他車運転特約。
名前の通り、保険契約の車以外でも保険の補償を受けることが出来ます。
但し、内容については細かい補償内容が設定されており、
サービスを受けることが出来ないケースもあるので注意が必要です。
他車運転特約ってなんぞや
自動車保険の他車運転特約というのは、
被保険者の契約している自動車以外での走行中の事故による損害を補償するもの。
知り合いに借りた車や、代車、レンタカーなどでの事故トラブルでも、
自分の契約している任意保険を使うことが出来る保険の特約になります。
保険の契約の対象となる人間が運転している場合のみ
他車運転特約も、もちろん加入している任意保険そのものの補償対象となっている運転者が起こした事故にのみ適用されるものになります。
例えば、運転者限定特約で保険の対象外となる家族が借りた自動車でのトラブルは他車運転特約の対象外となるケースです。
同居のこども、配偶者の自動車では使えない
特約の対象外のケースとして、
配偶者や同居のこどもが所有または主に使用している車両での事故があります。
この場合は、それぞれの車両で任意保険に加入している必要有り。
意外と知られていない対象外となるケースなので、十分注意しましょう。
ロードサービスも任意保険の中身のひとつ
他車運転特約も任意保険に付帯されているロードサービス特約も、
おおもとになる任意保険の中のひとつ。
それぞれの特約で明記されている内容が、特約の補償対象となる為、
他車運転特約とロードサービスは完全に別モノ、無関係。
あくまでロードサービスは、任意保険で加入している車両のみで利用可能です。
JAFロードサービスは契約者(人間)が対象に
日本自動車連盟(JAF) のロードサービスは、契約者が補償の対象。
契約者が、運転または同乗していれば、会員のサービスを受ける事が可能。
しかし、任意保険のロードサービスの補償内容に比べると、補償内容は薄いです。
例えば、任意保険のロードサービスでは、
レッカー距離は50キロが無料なのに対して、
JAFの会員サービスでは、15キロまでが無料となっています。
トラブルに遭った車両がロードサービスが付帯されている任意保険に加入していて、
尚且つJAFと提携がある保険会社であれば、JAF会員無料分を超過した部分を、
任意保険の補償内容でカバーしてもらえることもあります。
まとめ 他人のクルマを借りる前に保険を確認しよう
友人などから自動車を借りる際には、
もしトラブルに遭ったときにどうすれば良いのかを確認しておきましょう。
もし任意保険の加入があれば、いざという時に助かる可能性もあります。
ポイントは上でも上げた通り、ロードサービスは車両毎の特約になるので注意が必要です。
自分が保険契約している車両を修理に出している間の代車でのトラブルなどは、このようなパターンになりがちなので注意が必要です。
今では、1日単位で自動車保険加入することが出来るサービスもあるので、
事故後のトラブルや手続きのことを考えておきましょう。
自分の自動車保険を見直したいと感じていれば、
色々な保険会社から見積もりを出すことで、無駄な補償を付けていたり、
同じ補償内容でも、保険料が安くなることもあります。
5分ほどの入力で、年間4万円以上保険料が安くなる一括見積がオススメです。